会社の受付にはいつも一輪の生花があります。
スポットライトを浴びて、生き生きと微笑んでいるように見えます。
「こんにちは。」
「いらっしゃいませ。」
「ご苦労様です。」
「お疲れ様です。」
喋らないけど、見る人にはあたかも、そのように語りかけているように感じさせてくれます。
私が一輪の花に出会い感動したのは30代の頃に京都にある健保の保養所に行った時のことでした。
部屋に案内され、疲れて横になろうとした時に床の間に、野の花の一輪挿しが飾ってありました。
まるで微笑んでいるかのように活き活きとして感動しました。
「こんにちは。いらっしゃいませ!」
疲れも溶けていくような不思議な気持ちになりました。
それまでは、花など見ても感動などしたことはなかったのですが、京都での和室のせいかどうかわかりませんが、妙に感動しました。
花の力?
花を選び活けた人のおもてなしの心?
私は華道も茶道もわかりませんが、きっとおもてなしをする人の心を表す所作が受ける人を感動させるのでしょう。
言葉に代わるすごいパワーです。
当社の受付には、その一輪挿しの隣りに私が京都で購入した「微笑む土人形」が置いてあります。
これを見ると微笑ましくなります。
ある宅配の人から、この人形には癒されますと聞いたことがあり嬉しく思ったことがあります。
会社の受付の一輪挿しの花が、担当の人の精一杯の「おもてなしの心」で、いつも皆さんを迎えてくれています。
夏には向日葵、この間はハロウインの飾りだったり、とても良かったです。
とくに気がつかない人でも知らずに心の中に残っていて癒されているはずです。
担当の人は、お客様と社員のためにこれからも頑張って続けてください!
オフィスの中の観葉植物だって、知らず知らずに皆さんを癒してくれていますよ。
これからも、社内の花や、お客様のオフィス、飲食店、公共施設(特にトイレ)でも、
おもてなしをする人の心を感じる余裕を持って欲しいと思います。
そうすれば、みんな心が優しく豊かになります。