発想訓練

―ひとつのモノから、いくつのイメージを言葉であらわせますか?―

昔、あるお客様に社内研修の講師をお願いしました。
その時のテーマが“ひとつのモノから、いくつのイメージを言葉であらわせますか?”でした。

たとえば、机の上に“みかん”を置きます。
「このみかんについて、3分間でいくつ連想できるか言葉で書き表してください」と問題が出ます。

「甘い」、「すっぱい」、「オレンジ」、「鮮やか」、「ジュース」、「ジャム」、「皮が渋い」
などを紙に書くのです。

3分間に25くらい書けないと不合格です。

これは何の訓練かというと、目で見て、能や五感で感じてイメージを言葉で表すのです。
その結果、表現力や発想力が豊かになり、企画力が身につき、対人関係にも役立ちます。

その前提には、ボキャブラリー(語彙、ごい)が貧困だといけません。
ボキャブラリーを豊富にするには、書物を“意識して”よく読み、
TVや映画での会話にも注意して聞くことだと思います。

ボキャブラリーの豊かな人になってください。
ボキャブラリーの豊かな人はいろいろなことを想像できて夢のある企画も立てられます。

そのためにも、暇な時には、机の上にあるモノを対象に
連想する言葉を書いて訓練してみましょう。