先を読む力

仕事でもプライベートでも、与えられた課題について、
どう的確に理解してどのように解決するか、
また物事をどう見てどう迅速に行動するかがわからないと
“出来る人間”ではありません。

では、どうしたらよいか。

まず、与えられた課題を一度客観的に要件別に仕分けしてみましょう。
そして仕分けした要件を箇条書きにしてみるのです。

次には、解決のためのアイディアをたくさん箇条書きにしてみましょう。

それらの箇条書きをもとに整理すれば、おのずと解決の糸口が見えてきます。

この作業を訓練して、すばやく頭の中で出来るようになれば、
ある程度“先を読める”ようになれます。

先を読む力をつける他の方法としては、つぎのことも大事なことだと思います。

1. 囲碁や将棋、その他の勝負事で鍛える。(相手の手の内を読む)
2. 常日頃から雑学を学ぶ。(頭の中や「自分で書きとめたアイディア帳」にストックしておく)
3. 自然や社会の様々な仕組みや“理(ことわり)”を知る。
4. 人間の行動や心理を読む。
5. 動的と静的な胆力をつける。(勇猛果敢、沈着冷静など)

これらのことが出来た代表的人物が、三国志の中の諸葛孔明ではないでしょうか。

“先を読む”は“よく気が利く”、“よく気が付く”ことでもあり、
“成功への道に繋がる”ことだと思います。
また流行の先端を知り、新たな流行を作ることにも繋がると思います。

仕事や人生のあらゆる場面で、与えられた課題または自分自身に課した課題から、
どう肉付けして最良の解決をしていけばよいかという“先を読む力”を
ぜひ、それぞれの立場で身につけてください。