忘れてしまったもの

11月6日(火)の産経新聞朝刊の特集「やばいぞ日本」を読んで、感動しました。
それは、第4部 忘れてしまったもの 一片のパン「マリコ」でした。

81歳になった元ハワイ州知事のジョージ・アリヨシ氏の体験談の中で、
焼け野原の東京で、7歳の靴磨きの少年とのエピソードが涙を誘いました。

お腹を空かせた少年にパンを一切れあげたら、その場で食べずに帰って、
3歳の妹と分けて食べるという内容でした。

次は、米海軍カメラマンの故ジョー・オダネル氏の「焼き場の少年」でした。
彼は、長崎の原爆投下直後、亡くなった2歳くらいの弟を背負った少年が
焼き場で直立不動して火葬の順番を待っている写真を撮ったのです。

当時、日本に居た彼らは、つぎのように言っています。
「日本人には、『義理、責任、恩、おかげさまで、苦難にたじろがない、
乏しさを分かつ、思いやり、無私、隣人愛』があった。
現代の日本人にもう一度、これらの言葉に思いをはせてもらいたい。」

今、私達は本当にこれらの言葉をもう一度かみ締め、行動しなければならないと思っています。
殺伐とした現代社会にあって、荒廃した日本人の心、自分のことしか考えない一部の政治家、
企業倫理の欠如した企業人そして自己中心的な人々には困ったものです。

少なくとも、当社の人間だけでも、これらの言葉を重く受け止めて、
精いっぱい正しく生きてまいりましょう。

久しぶりに心が洗われる記事に出会いました。

詳しく読むには、つぎの産経ニュースをご覧になってください。
産経ニュース 2007年11月6日
【やばいぞ日本】第4部 忘れてしまったもの(1)一片のパン「幼いマリコに」 1/4

産経ニュース 2007年11月6日
【やばいぞ日本】第4部 忘れてしまったもの(1)一片のパン「幼いマリコに」 3/4