とても爽やかなW君に学ぶ

かれこれ10年ほど前になりますが、
当社にとって初めての新卒を採用することになりました。
その第1号は東北出身のW君でした。
W君は当時学生アルバイトで、当社の初期のシステム担当で
すぐに新卒採用のOKを出したのですが、1単位足りずに卒業出来ず、
さらに1年経って、晴れて採用になりました。

W君はとても明るく、前日の仕事が遅くなっても朝は一番先に出社していました。
当時は会社に泊まる事もしばしばで、会社の入り口の社名の下に
W君の表札を掛けたらどうかなどと冗談もでるくらいの仕事量でした。

学ぶ点は、その頑張りだけではありませんでした。
挨拶の基本が出来ていたからです。
いつも微笑みを持ちながら、どんな時でも、どんな人に対しても敬語で接していたことです。
年齢や立場の上下は関係なく、敬語を使います。
しかも過剰と思えるくらいなのです。
ですから、相手に不愉快な思いを決して与えないのです。

その過剰と思える言葉遣いはメールにも現れています。
文章の最後に、「それでは失礼いたします」と結んでいるのです。

そのW君も当時の会社には彼以上のスキルを持っているスタッフも居ないので、
お取引会社へ常駐して腕を磨き、そこでも大活躍してくれました。
その後、更なる飛躍を求めて、今では大会社のシステム社員として活躍しています。

私は、当時からW君の立ち振る舞いを研究して、素朴で真面目なところを学びました。

みなさんも身近に居る、立ち振る舞いの素晴らしい人を見つけて、
優れたところを学び取り、自分のモノにしてはどうでしょうか。