人生の師と、素晴らしい助言

素晴らしい人生の師に出会ったことはありますか?
「素晴らしい人生の師」とは、どんな人を想像しますか?
 1. 褒めてくれた学校の先生?
 2. 親、兄弟、親戚、友人?
 3. 会社の先輩や上司?
 4. 書物や講演で感銘を受けた教育者や作家、企業人?
 5. 歴史上の人物?
私にとって、人生の師がこれらの中から人生の節目にそれぞれ現れてくれました。

でも、振り返ってみると、今一番の師は当時の会社の先輩や上司でした。
私の師とは、褒めてくれる人ではなく、叱ってくれて、つぎの課題を与えてくれる人でした。

係長になった時、
「これからは課長になったと思って行動してみなさい」

仕事に行き詰った時には、
「人生まだ向こう正面ではないか、気楽に行こう」

仕事で突っ張っていてカミソリといわれていた若い頃、
「カミソリで紙は切れても大木は倒せないよ。刃先が丸いオノになりなさい。
少しバカになったほうがよい」

部下が一人でもできたら、
「部下の背中に手を合わせるくらいの感謝の心を持って接しよう」

アイディアが生まれたら、
「そのアイディアを自分の斜め上から、もう一度考えてみよう」

など。
それらの師の言葉には、とても感謝して、現在もそれらの言葉を大事に行動しています。

前回話した“モットー”が自分の中に出来たら、つぎは勝手にでもいいから、
“人生の師”を探して見ましょう。
身近にいる人なら、いろいろ相談してみましょう。
歴史上の人なら、その人物の様々な本を読んで、その人なら、
「こういう局面にこう対処したのではないか」と推測して、
今の自分の立場に当てはめて行動してみるのもよいのではないでしょうか。