不況に対処するために(思いつくまま)

景気が悪くなってきました。
アメリカの金融経済の悪化が日本にも大きな影響を及ぼしてきています。
他人のお金で富を得るという虚業(私はそうみています)である金融業が悪くなると、
人が汗水して働く実業にも大きなダメージを与える、
そんな世界的なメカニズムが問題なのです。
日本においては、政治家には二世や世襲の議員が多く、
育ちながらにして生活費などの金銭感覚が一般の生活者とは、
かなりかけ離れているために、不況に対する皮膚感覚が鈍感な人が多いと思います。
選んだ国民にも大きな責任があるのですが。
そういった一部の政治家が、国民と国家を真に富めるように
政治・行政を行っているでしょうか。

前書きは長くなりましたが、このような大不況が到来してくる時に、
皆さんはどう対処しますか?どう防衛しますか?

私は、今まで月曜日の朝礼などで、いくつかのヒントをお話してきました。
あらためて、思ったことを書きとめておきます。

会社でもプライベートでもしなければならないことは、次のとおりです。
1.まず真っ先にしなければならないことは、
 今の諸経費(生活費)を20%ぐらい切り詰めることです。
 そのような計画を立てて出費を抑える。
 厳しいかもしれませんが、そのくらいのことをしなければ、
 この不況に打ち勝つことができないと思います。
2.つぎにしなければならないことは、“対人関係を上手にする”ことです。
 取引先にも、社内においても良好な対人関係は重要です。
 取引の縮小や停止、リストラなどを軽減するためや、
 切磋琢磨する競争相手に打ち勝つために対人関係を良くしましょう。
① 笑顔と身だしなみの良さや清々しい挨拶は相手に心地良い印象を与えます。
② 出社時間や打合せ時間などの決められた時間は必ず守りましょう。
③ 報告・連絡・相談は適時行う。わからなければ「教えてください」といいましょう。
 相手に「教えてください」といわれて不快に思う人はそんなに居ないと思います。
 乱発はいけないけど、積極性は認められます。
④相手(取引先の担当者、取引会社、知人)の立場に立って、考え行動しましょう。
 (このことが政治家や役人に欠けていることなのです)
 相手が不快に思わない言動(物言い、仕事振り、立案など)をすることです。
いですよね。
⑤仕事を頼まれた時に、「今しないといけないのですか?」、「できないです」、
 「わかりません」は禁句です。
⑥積極的に相手先のためにアイディアを出し続けましょう。
⑦仕事の正確さを心がけましょう。
⑧その他、皆さんがこうすれば相手と上手く付き合えるということは
 すべて実行しましょう。
 
これらは不況に打ち勝つ基本的な“現代の処世訓”だと私は思っています。
少なからず、私はこれらを実行して来ました。
そして、友人知人や取引先にも認められて良好な関係を築き、
仕事にもプライベートにもプラスになっています。

どうか、皆さんも、仕事やプライベートにこれらのことを実行してみてください。
必ず役に立ちます。